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湖南市減税会活動報告①

はじめに

 はじめまして。

 今年3月より湖南市減税会を立ち上げ、活動しているしきと申します。

 まだ大きな活動には着手できていませんが、このたび喜多G13さんのご厚意でブログへの掲載機会をいただきました。

 今後、湖南市減税会の活動を定期的にご報告していきます。

 今月の主な活動は以下の2点です。

  • 湖南市に対する事務事業評価の情報公開請求

  • 市議会議員全員へのアンケート送付および回答集計

 以下、その概要と結果をご報告します。

事務事業評価の情報公開請求 湖南市はランク①

 そもそも事務事業評価とは何か、なぜ重要なのかについては、滋賀県減税会の過去記事「事務事業評価票ってご存知ですか?」「事務事業評価とは② 事務事業評価の意義」に詳しくまとめられています。

 ぜひ合わせてお読みください。

 簡単に言えば、行政が行う100〜600以上の事業について、目的・内容・経費・成果をまとめた市民向けの説明書です。

 政治アナリストの渡瀬裕哉氏の分類によれば、自治体の質は次のように区分されます。

ランク

内 容

① 腐敗

事務事業評価の公開なし

② 臭いものに蓋

部分公開のみ

③ 役人仕事

事業費のみ公開・無意味な成果指標

④ 最低限の仕事

人件費紐づけあり・妥当な成果指標

⑤ 給料払っても良いレベル

上位政策との関連性も評価

 過去記事では、滋賀県が②・東近江市が③と評されています。

 湖南市は、今回の情報公開請求によって初めて評価シートが出てきたという事実が、すでに示しています。

 自発的に公開されていない湖南市は、分類上「①腐敗」に該当すると考えます。

開示されたのは1事業分のみ

 請求の結果、開示されたのは令和6年度の「空き家対策推進事業」評価シート5枚のみでした。

 湖南市が実施するすべての事業の評価が開示されなかったということは、「事務事業評価が機能していない、または全体として存在していない」ことを強く示しています。

 唯一開示されたこの事業について、評価結果が次年度の改善に活かされているかどうか、引き続き監視を続けていきます。

湖南市議会議員アンケート結果 交通税・事務事業評価

 滋賀県減税会として、湖南市議会議員18名全員に議会事務局を通じてアンケートをお届けし、最終的に5名の議員からご回答をいただきました(回答率約28%)でした。

 初回・議会事務局経由・市民団体という条件を考えると、想定以上の手応えを感じています。

 真摯にご回答いただいた議員の皆さんに、まず心よりお礼申し上げます。

 今回は個人名・所属会派を伏せた形で、回答の傾向と見えてきた課題をご報告します。

今回のアンケート内容は以下の3点でした。

  • 滋賀県減税会を知っているか

  • 交通税について反対か

  • 事務事業評価について

1 減税会の認知度はまだ低い

 回答5名のうち、「滋賀県減税会を全く知らなかった」が4名、「SNS(X)で見たことがある」が1名でした。多くの議員にとって、今回のアンケート送付が減税会を知る最初の接点となりました。

 Xでの発信も少しずつ皆様のもとに届けばと思います。

 まだ道半ばですが、今後も活動の最新情報を随時発信していきますので、ぜひ@nuitshikiのフォローをよろしくお願いします。

 また、湖南市の特性を考えるとビラ配りや街頭活動のような地上戦の必要性も感じており、近々そういった方向でも動き始める予定です。

2 交通税4人は反対・慎重、1人は「その他」

 交通税の導入については、次の選択肢から回答をお願いしました。

  • 賛 成

  • どちらかといえば賛成

  • どちらかといえば反対

  • 反 対

  • その他

 結果は次のとおりです。

  • 「反 対」:3名

  • 「どちらかといえば反対」:1名

  • 「その他」:1名(自由記述でのコメントなし)

 このため、5人中4人は交通税導入に否定的・慎重な立場を明確にしていますが、1人は賛否をあえて明示しないという選択をされています。

 一方、「湖南市議会としての対応」については、以下のような回答がありました。

  • 「積極的に賛同し、意見書提出を働きかけたい」1名

  • 「他の議員と協議した上で検討したい」2名

  • 「党の方針を踏まえながら検討したい」1名

  • 「意見書は必要ない」1名(コメントで「滋賀県の県議会で判断・対応されるべきことなので、その動きを注視したい」という趣旨)

 つまり、意見書という手段については、前向きな立場・慎重な立場・不要とする立場の三つが共存していることが分かります。

 反対理由として、「今の物価高騰の中での増税は在住者・移住予定者双方にマイナスであり、人口動態にも悪影響を与えうる」といった具体的な指摘も寄せられました。

 すでに栗東市議会・守山市議会では交通税導入に慎重な対応を求める意見書が可決されています。

 意見書提出に前向きな議員と連携しながら、文案の共有や情報提供を通じて湖南市議会での採択を働きかけていきます。

3 事務事業評価の形骸化

 事務事業評価については次の回答でした。

  • 「見たことがないが今後活用したい」2名

  • 「評価シートの内容・形式自体に問題があると感じている」1名

  • 「しっかり見ていきたい」1名

  • 無回答1名

 議会内でも認知度・活用度は低く、機能不全に近い状態と言えます。

 特に印象的だったのは、ある議員からの次の指摘です。

「議会から毎年提出している事務事業評価でさえ、次年度に申し送りされておらず、改善に活用されていない。評価業務は活用されてこそ意味があり、その点も指摘していくべきではないか。行政がよく『お金がない』と言うが、そもそも有効的な使い方をしているか、努力と工夫が見られない」

 過去記事でも指摘されている通り、事務事業評価は市民がチェックし、行政にフィードバックすることで初めて意味を持ちます。

 しかし湖南市では議員ですら「見たことがない」という現状があります。

 今回の情報公開請求で出てきた評価シートが1事業分のみだったという事実は、ある議員の問題意識と完全に一致します。

 今後は評価に関心を持ってくださった議員と連携しながら、以下の改善を具体的に求めていきます。

  • 全事業の評価シートの作成と市民への公開

  • 評価結果が翌年度の改善に確実につながる仕組みの構築

  • 市民が誰でも確認できるウェブ上での公開・アーカイブ化

まとめにかえて

 今回の活動から見えてきたことを整理します。

  • 情報公開請求で開示されたのは1事業分のみ。湖南市は事務事業評価の公開なし、渡瀬氏の分類で「①腐敗」に該当

  • 交通税については、少なくとも「賛成多数」では全くなく、5人中4人が反対または慎重派、1人は賛否を明示せず

  • 湖南市議会としての意見書は、「積極推進」、「協議して検討」、「党判断を踏まえて検討」、「不要」と立場が分かれている

  • 事務事業評価は機能していない可能性が高い。回答いただいた議員と連携して改善を求めていく

 「増税を止める」、「行政のムダをチェックする」は、市民と議会が一緒に取り組むべき課題です。

 活動の最新情報はXで随時発信しています。

 ぜひフォローのほど、よろしくお願いします。

 最後になりますが、ご回答いただいた議員の皆様、そして読んでくださった皆さん、ありがとうございました。

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