【交通税と県議会の攻防・第26回】知事は計画骨子に交通税を盛り込むと宣言 令和6年6月
- 喜多G13

- 5 日前
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今回のポイント
令和6年6月定例会議で、交通税の議論が新たなフェーズに入りました。知事は、年度内に策定を目指す「滋賀地域交通計画骨子」に「必要な施策案とその財源、負担分担の在り方について盛り込めるよう取り組む」と明言しました。これまで「選択肢の一つ」「仮定の話」として曖昧にされてきた交通税が、計画文書に正式に位置づけられる方向性が示されたことになります。
また、知事は提案説明でも「その財源、例えば交通税等につきましても検討を深めてまいります」と述べており、「例えば」という留保はあるものの、交通税が計画策定と一体的に進められることが既定路線化しつつあります。
交通税関連質疑のまとめ
6月定例会議・本会議(6月20日・25日)
赤井康彦議員(チームしが)は代表質問で、今年度の地域交通の検討の進め方、交通税の議論の進め方、「SHIGA SMART ACCESS 2040s」の位置づけ、滋賀県版ライドシェア、自動運転について質問しました。
交通税については「納税者である住民が単に費用を負担するだけでなく、負担をめぐる議論を通じて共に地域の将来像を描いていく仕組みが必要」と述べました。また、ビジョンの表紙に動画で使用したイラストがそのまま掲載されていることについて、「動画の施策が全て実行に移されるのだと誤解されかねない」と指摘しました。
参考:これはSHIGA SMART ACCESS 2040sのイメージ動画です↓
知事の回答
は、今年度の進め方として、県内6地域でワークショップを開催し、地域ごとに望ましい交通の姿を描いた上で施策を積み上げ、「その費用をどのように賄うべきか」の議論を進めると答弁。年明けの県民フォーラムで県域レベルの議論につなげ、年度内の計画骨子に「必要な施策案とその財源、負担分担の在り方」を盛り込む方針を示しました。「適宜、議会等にも報告し御意見も賜りながら議論を深めたい」としています。
滋賀県版ライドシェアについては「交通空白地や交通不便地で、県や市町が支援を行いながら地域の交通事業者と連携し、持続可能な移動手段の確保に取り組む」ものと説明。国スポ・障スポ大会を「チャレンジの機会」とし、「スピード感を持って取り組む」と述べました。
自動運転については、NTT西日本グループやマクニカとの共同事業を発表し、「自動運転社会実装推進事業」を活用して実証に向けた調査を進めるとしました。
感想
知事が計画骨子に「財源、負担分担の在り方」を盛り込むと明言したことで、交通税は「仮定の話」から「計画に記載される方針」へと一段階進みました。「例えば」という言葉は残っていますが、計画文書に書き込まれれば、それは既成事実となります。
赤井議員とは、令和6年3月25日に彦根市内のカフェでお話し、その時に私どものSHIGA SMART ACCESS 2040sへの違和感や、事務事業評価がなく県民に事業の無駄の有無が見えないのに交通税が必要かどうか県民に議論させるのはおかしい」などの意見を聞いていただきました。
赤井議員が指摘した「動画の施策が全て実行に移されると誤解されかねない」という問題も見過ごせません。知事は「共感が広がった」「高い評価を頂いた」と自画自賛しましたが、華やかな動画やキャッチフレーズで理想像を刷り込み、その実現には財源が必要だと誘導する。この手法自体が「参加型税制」の名の下に行われている世論形成の一環ではないでしょうか。
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