【交通税と県議会の攻防・第35回】県議からの「国は減税の方向で進んでいる中で、滋賀県は増税するのか」 令和7年10月 公共交通特別委員会
- 喜多G13

- 5月1日
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今回のポイント
ものすごく重い会。
令和7年の地方創生・公共交通対策特別委員会で、交通計画の骨子案はかつてない集中砲火を浴び、白井幸則委員長(自民党)が「スケジュールに黄色信号がともる内容だった」と宣告する異例の事態となりました。
森重重則委員がJR増便の概算費用について「イニシャルコストが含まれていない。新快速は県外までつながっているのに滋賀県だけ増便できるのか。操車場も車両も必要なのに148億円でできるわけがない」と追及すると、県側は「過去の減便を元に戻す前提なのでイニシャルコスト不要」と答弁。しかし森重委員が「車両はどこから持ってくるのか、運転手はいるのか」と重ねると、答弁は行き詰まりました。
川島隆二議員(自民党)は「増便すれば赤字になる。その赤字を県が交通税で補填するやり方は正しいのか」「税金を取る前提で計画を立てるのは県民に対して不誠実」と追及。税政課長が「赤字補填に新たな税を充てることはふさわしくない」と明言する場面もありました。
河村浩史委員(滋賀維新の会)は「ワークショップに参加した人だけが理解を深めても、県民全体では全く高まっていない」「スケジュールを見直すべき」と求めました。
委員長は最後に「この計画をつくる目的を見失っているのではないか」「県全体の財源をやりくりしたらどれくらい捻出できるかという議論が抜けている」「このまま進めると県民が大変な損害を被る懸念がある」と総括しました。
交通税関連質疑のまとめ
地方創生・公共交通対策特別委員会
駒井千代委員(さざなみ俱楽部)は、交通税の賛否両論の内容を確認。反対意見は「これ以上の負担は耐えられない」で年代を問わず出ており、賛成側も「効果を知りたい」「ワークショップだけで決めるべきではない」との条件付きだったことが報告されました。駒井委員は「地域交通計画の策定が税の導入に必ずしもつながるものではないことを確認したい」と求め、税政課長が「計画の策定イコール税の導入の決定ではないと明確に申し上げる」と答弁しました。
森重重則委員は、概算費用148億円に含まれるJR増便の実現可能性を徹底追及。「新快速は姫路から敦賀まで走っている。滋賀県だけ増便するなら操車場や車両、人員が必要。イニシャルコストを含めずにどうやって運行するのか」と迫りました。県側は「過去の減便の回復が前提なのでイニシャルコスト不要」と答弁しましたが、森重委員は「車両はどこから来るのか。現実的ではない。きちんと精査して資料を出すべき」と退けました。
川島隆二議員(自民党)は「増便すれば赤字になる。赤字を県が補填して交通税を取るやり方は正しいのか」と追及。村上税政課長は「赤字補填に新しい財源を充てることはふさわしくない」と明言しました。一方、小林交通戦略課長は「赤字補填すべきではないというスタンスではない」と述べ、税政課と交通戦略課の見解の相違が露呈しました。川島議員は「サービスレベルの向上は何をやっても該当する。中身があやふやなまま素案を出すのか」と追及しました。
河村浩史委員は「ワークショップに参加した方だけしか理解の深まりがなく、県民全体では全く高まっていない」と指摘。県民フォーラムまでの間にアンケートや出前講座がどれだけできるかを質し、「2回、3回」との回答に「深い議論ができるとは思えない。スケジュールを変更すべき」と求めました。
野田武宏委員は、試算の根拠について「事業者とコンセンサスが取れているのか」と確認。県側は「過去の事例等を基に試算しており、確約されたものではない」と認めました。
本田秀樹委員は「国は減税の方向で進んでいる中で、滋賀県は増税するのか」と質問。県側はスケジュール通り進める方針を示しました。
白井幸則委員長(自民党)は、審議を総括して以下の点を指摘しました。「明確に納得できた委員はいない」「はぐらかした回答や聞いていることと違う答弁があった」「スケジュールに黄色信号がともる内容だった」「計画をつくる目的を見失っているのではないか」「県全体の財源をやりくりしたらどれくらい捻出できるかという議論が抜けている」「このまま進めると後戻りできず、県民が大変な損害を被る懸念がある」。伊吹土木交通部長が「重く受け止める」と答弁しましたが、委員長は「まだ黄色信号のまま。何のためにこの計画をつくっているかが部局内で共有できていないのではないか」と突き返しました。
感想
委員長自らが「黄色信号」「目的を見失っている」「県民が損害を被る」と宣告したことは、シリーズ全体を通じて最も重い警告です。税政課と交通戦略課の見解が食い違い、JR増便の試算に車両や操車場のコストが含まれていないことが判明し、事業者との合意もない。この状態で年度内に計画を策定し、交通税の議論に進むことが、いかに危ういかは明白です。
「議員はいったい何をしているんだ!交通税とめてくれ!!」
とおっしゃっている一般県民は多いのですが(うちの会員以外の話)、議員さんは仕事されてるのです・・・。知事会派であるチームしがの方からも、容認発言はほとんどありません。
その上でこの悲惨な「ゴリ押し」の現状があります。県民の皆様、交通税反対のため頑張っておられる県議を応援してあげてください。
署名にご協力ください
交通税の導入に反対する署名活動を行っています。県民の声を届けるため、ぜひご協力をお願いいたします。
滋賀県減税会

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