アンケートの効果
候補者の考え方を知る
候補者に減税会の存在を知ってもらう(県内で多数のアンケートがあればなお良い)
候補者に減税会の求める政策を知ってもらう
圧力をかける
ということで議員アンケートの簡単なやり方を記載しておきます。
このやり方が全てではありませんが、どうやったらいいか解らないという方のファーストステップになれば幸いです。

アンケートの準備
おそらく一番簡単なやり方はGoogleフォームです。
Googleアカウントがない場合はアカウントを作成(サインイン)してください。
個人アカウントを持っていたとしても、減税活動用のアカウントを用意したほうが良いと思います。
Step1:設問を考えましょう
設問が多いと離脱率が上がります。また、設問はシンプルに分かりやすくします。
回答率
回答率は以下の要因が絡んできます。
減税会の会員数
質問者から候補への連絡の好感度
質問者が身分や連絡先を明かしているか
選挙の争点となっている事柄に対する質問か
設問総数
記述式やYES/NO式
回答が難しい設問の数
候補が重視している政策に関する質問か
回答率が全てではない
「〇〇税導入反対の議員がどれだけいるか知りたいから、極力たくさんの議員の回答が欲しい」のであれば、回答が簡単になるようにYES/NOを中心に構成したほうがたくさんの回答を得られるでしょう。
ですが投票先を見定める為に、減税を考えている候補から質の高い返事が返ってきたらそれで充分と言う場合は、回答率は低くても目的は果たされます。例えば減税に関するアンケートなら、減税を意識している議員なら解答を返す可能性は高くなります。そうなると回答率はあまり重要ではないかもしれません。
目的に合わせて構成しましょう。
YES/NOの2択の設問
選択式なので回答が容易です。
必ずYES/NOで回答が欲しい場合は2択で。
はい、いいえ、無回答の3択でも良いと思います。2択を選びきれない難しい質問と回答者が感じた場合、離脱される可能性もあります。
記述式の質問
「減税」にYESでも、二択形式ではその性質や属性を把握することが出来ません。
記述式で書いていただくことで議員の考え方が解ります。
ですが回答がやや面倒なので、記述式が多いと回答の途中離脱率を上げる場合があります。
設問数が多い場合、1問目は記述式でないほうが良いでしょう。
とにかく回答率を上げたい場合は記述式は2つ以下が良いと思います。減税会がその地域で重要視されている場合は面倒でも回答してくれると思いますが、まだ軽視されている段階では面倒なアンケートは無視したくなるかもしれません。
Step2:アンケートを作る
①Googleフォームで新しいフォームを作成。
一番左の、空白を選択します。

②無題のフォームと書かれている箇所にフォームの名前を入れます。
「○○市議候補者アンケート2023」などだと分かりやすいと思いますがお任せします。

③アンケートタイトルと、簡単なご挨拶を書きます。
メールアドレスは収集でも非収集でもどちらでも良いと思いますが、聞いておいたほうが後で連絡をする時に楽かもしれません。

④質問と回答を書いていきます。
解答欄の選択
ラジオボタン:回答は1つだけ
チェックボックス:複数回答可
プルダウン:回答は1つだけ
記述式:短文、長文による回答

回答必須
右下の「必須」は回答を必須とするかどうかです。チェックボックスの場合は必須をはずしておくか、無回答のチェックボックスを用意しておかないと、当てはまる回答がない場合もチェックしなければいけなくなります。
説明文
必須の右にある3つの点のマークをクリックすると以下のようなボックスが表示されます。
説明を選ぶと、設問と回答の間に説明を入れることが出来ます。リンクなども貼れます。

画像
質問と、回答方式を選ぶボックスの間にある□のマークをクリックすると、画像を1つだけつけることが出来ます。この画像は拡大などは出来ません。
⑤回答を受け取る方法を選びます。
上の方にある3つのタブうち、真ん中の「回答」をクリックします。
まず、回答受付中にしましょう。

スプレッドシートにリンクさせると回答の表示が楽です。
スプレッドシートにリンクをクリックすると次のボックスが表示されるので、新しいスプレッドシートを作成します。タイトルもそのままで良いでしょう。

アンケートの最後の見直し
では、候補に連絡する前に、もう一度設問と説明文を確認します。
候補へ連絡後は変更できません。
選択肢を増やしたほうがいいか?
言葉の使い方はどうか?などを考えます。
例えばサンプルの彦根市減税会のアンケート ですが、
自家用ライドシェアの回答を
○検討に値する
○検討に値しない
○無回答
にしてしまいましたが
○導入するべき
○検討に値する
○検討に値しない
○無回答
の4択にしたほうがよかったと公開翌日から後悔しています・・・
そうしたら、導入するべきという強い意思を持った方のところにお話をお伺いに行けますが、「検討に値する」だと本気度は不明です。
Step3:議員候補に送信する
これで、アンケートが完成したので、議員候補に送信しましょう。
フォームのアドレスを取得する
右上にある、送信ボタンを押します。

開いたボックスの中にあるリンクマーク

を押して、リンクを取得します。
これを議員候補に送ればOKです。

でも、誰が立候補するの?
「〇〇県議会議員一般選挙立候補予定者説明会の出席者」
「〇〇市議会議員一般選挙立候補予定者説明会の出席者」
のように検索すると出てくると思います。
候補者の連絡先
現職議員の場合は市町村の公式ホームページなどに公開されています。
「〇〇市 議員 一覧」
等で検索してみましょう。
後は候補者のホームページ、講演会、会派や政党のホームページ、FacebookやTwitterです。
メッセージやMailをあまり見ていない候補もいますし、この時期、やはりこの手の連絡がそこそこあるようですので、候補のSNSのレスでアンケートをお送りしたことをお伝えすると良いと思います。

ですが、2023年4月の県会議員選挙の場合、SNSにはレスで反応しないと申し合わせていると思われる政党がありました。それでもどうしても意見が聞きたかったのでしつこく連絡していたらようやく連絡をくれましたが、アンケートへの回答は最後までありませんでした。炎上対策ですかね?
連絡内容
以下、テンプレです。改変してご自由にお使いください。
赤文字は回答数を増やすために必要な箇所です。必要に応じて入れておいてください。
人数は、少なすぎるなら省くのもあり。
○○ ○○様
お忙しいところ、突然のご連絡失礼いたします。 ○○減税会と申しまして、現在約○名ほどの会員がいる減税と規制緩和を求める有権者グループです。
私達は、市政に対して様々な意識を持って活動に取り組んでおり、普段は政策勉強会や講演会の開催を行っておりますが、選挙期間においては候補のご意見をお伺いしたり、私どもの求める政策をお伝えしたりするなどの活動も行っております。
今、重視しているのは、「事務事業評価表の質の向上」と「補助金一覧表の作成」についてです。これらに関しては、全国の80以上もの減税会がその実現に向けて積極的に活動しております。(長いと無視される可能性もあるのでここは省くのもあり)
今回の市議選にあたり、今後の政策についてお聞かせ頂きたくご連絡させていただきました。
全5問のYES/NO形式やチェック形式の質問のため、回答にかかる時間は早ければ2~3分ほどで済むかと思われますので、お忙しいところ恐縮ですがご協力いただけますと幸いです。
ご回答はこちらよりお願い致します。 フォームのアドレス
誠に勝手ながら、〇月〇日までにご回答を戴けると嬉しく思います。
ご回答は会員に共有し、市議会議員選挙での投票の参考にさせていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
どうぞよろしくお願いいたします。
滋賀県減税会
〇〇市担当:
連絡先
ホームページアドレス
↑実態が分からないところからの質問は回答しづらいと思います。私どもは本名も住所も書きます。
Step4:アンケートの結果を公開する
スプレッドシートそのまま公開すると楽です。
ブラウザ右上の、自分のアイコンの左にある9ますの○のマークをクリックして、スプレッドシート一覧を表示させる

すると、回答が出来ています。

面倒ならスプレッドシートの内容を、メールアドレスだけ消してそのまま公開するのが早いと思います。もちろんメールは別途保管します。
スプレッドシートの共有方法
画面右上の、アイコン左にある共有ボタンを押します。

するとこのようなボックスが表示されます。

この、一般的なアクセスを「リンクを知っている全員」
「閲覧者」で設定してから、リンクをコピーし、そのリンク先を他人に教えます。
これなら他人に改ざんされることもありません。
とりあえず以上です!
今日も減税、明日も減税、令和の大減税!
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