R6年度交通フォーラムの総括
- 喜多G13
- 5月12日
- 読了時間: 4分
更新日:5 日前
2月15日、交通フォーラムがあった話は別のブログで記載しましたが、その総括として、3月25日に第3回 滋賀地域交通活性化協議会が行われましたので傍聴してまいりました。
彦根市長選やら仕事やらで気が付いたら5月。ブログ忘れてました。すみません!
配布された資料
滋賀県交通戦略課による上記協議会の開催結果はこちら。
上記より配布資料もご確認いただけます。
特にその中の、04_【資料2】滋賀地域交通計画骨子 (案) (PDF:4 MB)にご注目ください。

川勝さんが「フォーラムでは車以外の選択肢がある社会に向かっていくのは共有できた」とおっしゃっていましたが、反対意見があれほど投稿されていて、反対意見にこそイイねが非常に多い中で「共有した」というのは一方的な押し付けで、無理があります。あの反対意見の数々は、私たち減税会が書いた意見ももちろんありますが、反対が私たちだけではなかったので、私たち自身が安心したくらいです。
だから川勝さんのその発言を聞いて、私と他の参加者で思わず「そうだったっけ?」と目を合わせてしまいました・・・

規制緩和という言葉に思わずワクワクしてしまいました。
一体どんな仕組みなのかと思ったら、ダイナミックプライシングのことだったんですね。これは、従来の距離制や定額制といった乗車料金の枠を超え、地域や路線ごとに自由に料金を設定できる仕組みです。もちろんこれも重要ですが、ほかにもいろいろな手法があると思います。
配布資料【参-3】県民フォーラム2025結果報告 (PDF:4 MB)について
こちらがフォーラムの開催結果として報告されていた内容です。



といったように、かなり強い反対意見も取り入れて資料を作成されていたので、そこについては素直に良かったと思っています。ただ、この協議会の中ではこの資料は「また見ておいてください」としてまったく閲覧されず、司会の進めるがままの協議会。
そして協議会の最後の方では、川勝氏が
「今後、地価が上がるなどの話も追加していくなども必要だ」とおっしゃっていましたが、その口ぶりから、「滋賀の公共交通を考える」ではなく、公共交通拡充推進が前提で、今回の協議会全体がそうでしたが、協議会の上役の方や交通戦略課のお考えに反するような意見を交わすようなこともなく、ただただ資料を読んでいて不明瞭な点だけ突っ込みを入れておられるように思えました。
そしてその議事録はこちらです。
これを見ると、公共交通拡充に賛成の人しか集まっていないと思われる方のほうが多いかなと思います。公共交通拡充によってマイナスの面も必ずありますが、そういった点への議論が不十分です。最後の方で、「県民の影響にフォーカスを当てて案内するべきではないか」というお言葉がありましたが、その「影響や効果」の中に、必ずマイナスの影響があることも十分に考慮したうえでご提案いただきたくお願いいたします。
参加型税制って何でしょうか?
話聞く気があるとは思えないと、改めて感じた協議会でした。
佐々木さんとの会話
終わってから、ワークショップのファシリテートをされていた佐々木氏が話しかけてくださいました。
私たちとしては、佐々木氏の応対は滋賀県側としてはあのようなファシリテートをするしかなかっただろうなと思いますし、「一応」を付けますが中立として話を聞こうとしている姿勢自体はあったとは思いますのでそのようにお伝えしました。ですが、「行政が住民のために何をするべきか」が前提でのファシリテートは、「行政が過剰な事業をして税金を無駄遣いすることに反対」の県民からすると、「そんなもんだろう。想定していたよりは話を聞いてくれた」というだけであり、不満がないわけではありません。「お仕事として引き受けておられる以上は仕方がない」の範囲であることをお伝えしそびれましたので、ここに記載しておきます。
実際、ワークショップではこちらの意見を伝えたときに、佐々木さんからは「ここはとりあえず意見を受け止める場ですから、どんな意見でも一応はいったん、受け止めます」という言い方でやんわり批判されましたしね、実際^^;
ワークショップで配布された資料も、滋賀県や協議会、佐々木さんも確認されていたと思いますが、シナリオC(市場原理に任せる)にタクシー券配布を加えるなど、まったく市場原理に任せていないことに気づかれないままだったことは、明らかにファシリテーターとして不適切です。気づかないこと自体がおかしいと思います。
だから不満はあります、すみません佐々木さん!
ということで、実際傍聴しないと感じられないこともありますから、今後も様々な委員会や協議会を傍聴したいと思います。
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